認知症の方が申請可能な障害者手帳があります
「精神障害者保健福祉手帳」です
申請条件に年齢制限はありません
何らかの精神障害があり、日常生活又は社会生活に長期で支障がある方を対象としています。
認知症も、その症状によっては審査対象に含まれます
認知症の理由で精神障害者保健福祉手帳が交付となった場合ですが、
若い年齢の方ほどメリットは大きいです
75歳以上になると多数の方が1割負担になるので、医療費の面では大きなメリットはないですが、65歳未満の方の場合は大きく変わってきます
認知症にかかる医療費が1割になります
さらに地域によっては自己負担分に対して助成しているところもあるので、実質無料になる可能性もあります
特に、お薬代は月単位で処方してもらうことが多いので、3割負担なのか1割負担なのか、その違いは大きいと思います
障害者手帳は医療費以外のメリットもあります
- NHK受信料の減免
- 所得税、住民税の控除
- 相続税の控除
- 自動車税・自動車取得税の軽減(手帳1級の方のみ)
さらに地域によっては
- 携帯電話料金の割引
- タクシーの運賃割引
- 上下水道料金の割引
などもあります
申請したら必ずしも交付されるとは限りませんが、
特に若い年齢で認知症を患ったさいには、知っておいて損はないことだと思います