ひとり親家庭で育った話

まだ小学生だった頃、僕には治療を必要とする歯が18本あった

歯磨きをほとんどしたことなく、ケアの意識が全くない生活をしていた

僕がお腹の中にいる時に母は離婚した

まだ幼かった兄と姉を連れ身重の体で住んでいた家を出た

そんな苦労人の母に僕は育てられた

いろんなところで、ひとり親家庭は貧困問題の一例として取り上げられることが多いと感じる

貧困と言っても、食べる者に困るような絶対的な貧困だけで無く、教育格差や、情報格差、発達や障害等に関する意識、金融関係など、リテラシーの格差もある

こどもの歯磨き習慣に関しては、親の意識が重要だと思う
衛生面に関するリテラシーが低いと子どもの歯が虫歯だらけになる確率は高いだろう

実際、僕はそうだった

その後、僕は小学生ながらに、歯磨きは毎日しないといけないことに気づき、歯磨きのポスターや教育テレビを見たりして、歯磨きの習慣を身につけていった

最近でも、全く歯磨きをしていない児童が一定数いるとの記事を見かける

家庭の経済状況だったり親の仕事の忙しさだったりと原因はいくつかあるとのこと

なかには虫歯で、全部の歯が無くなっている事例もあるらしい

小学生の息子をもつ僕としては、そんな話を聞くと心が苦しくなる

とくに、ひとり親家庭は孤軍奮闘になってしまいがちだと思う
まわりに助けを求めたり、支援をしてもらったりとのネットワークが必要だと感じる

「学ぶ」ことは大切だと思う
リテラシーの向上は意識して行っていかなければならない

「知る」ことで生活の質が高まっていく、
少なくとも低くなることは避けられるはずだ


金銭的な支援も必要だと思うが

リテラシーの向上を目指す

教育的な支援も重要だと感じる